2019.3.29(金)10:13投稿
春の選抜高校野球で、サイン盗み疑惑が!
2019年3月28日、2回戦、習志野 対 星陵(3―1で、習志野勝利)の4回に、星陵のキャッチャーが、習志野にサイン盗み行為があると、審判にアピールしました。
審判団は、サイン盗み行為があるとは断定できないとして、試合を続行しました。
試合後、星陵の林監督は、習志野の小林監督に直接抗議しました。ビデオを見せましょうか、とも言ったそうです。
星陵の林監督は、また「審判から注意してもらったが、(サイン盗みを)最後までやっていた」とも言っています。
証拠映像?
走者がサインを出しているように見える動画があったんで、載せておきます。星陵の監督が提出しようとした映像ではないでしょうが。
動画が始まってすぐ(4回表)、習志野の走者がヘルメットの右を触ってから、ヘルメットの上を触っています。よく見ないとわからないでしょうが。サインのようにも見えます。1分20秒のところでも(1回裏)、今度は星陵の走者が左手でヘルメットを触っています。こちらはサイン盗みじゃないのかな?
審判はサイン盗みと断定はできないとしましたが、ベンチの選手や監督の方がよくわかると思います。アマチュアとはいえ、野球の専門家ですからね。どんな行為がサインか、よくわかるでしょう。
動画をアップした人は、単にヘルメットを触っているだけのように思うと書いていますが、怪しいですね。
ネットでは、クールな意見も結構ありますね。
「負けた後に言うなよ、紛らわしい行為した方も悪いけど。」
「何が悪いかわからない。ばれるサイン出す方が悪いんじゃない?」
はたから見ればそうなんでしょうが、苦しい練習に耐えてきた選手や監督にすれば、怒りたくなりますよ!
今の高校野球のルールは、中途半端です。
2塁走者がヘルメットに触れるとか、紛らわしい行為をしたら、相手チームに1点追加するなどのペナルティを与えるべきです。
または逆に、サイン盗み行為を認める。
サイン盗みとは、どのような行為か?
(1) 大会の試合規定は、捕手のサインを見てコースや球種を伝える行為を禁じています。
しかし、規定には「注意を与え、すぐに止めさせる」とあるだけで、罰則はありません。
過去に、サイン盗み行為を指摘された試合で、どのような行為が行われたか見てみます。
過去、サイン盗みで打者に伝えられていたのはコースや球種です。二塁走者が捕手の出したサインやコースに応じて足や手、指などを動かしたり、一塁や三塁コーチがかけ声の種類を変えたりして、相手投手の球種や投げるコースを教えていました。
(2) 全国高校野球選手権 準々決勝 花巻東 対 鳴門(5-4で花巻東の勝ち)2013年8月19日
2塁から一番キャッチャーの動きが見えるので、サインを盗むのは2塁手です。
相手のサイン盗みを指摘したのは、鳴門高校です。
「塁上から手を一、三塁方向に向けるなどの不自然な動きだった。」
「走者が首をかしげたり、内角を攻めようとしたら、打者が(内角の球を打ちやすいように)後ろに下がったり。ベンチからの声もあった。」
花巻東・佐々木監督「千葉がズボンをポンと触っていたのをサインを出しているのではないかと相手捕手にアピールされたんです。わざわざズボンを触って、手でサインを出すなんてことはないです。」 それって、サインじゃあないの?
鳴門は逆転負けでした。最後の打者になった日下選手は、「そういうチームに負けたくない、と思って力みました。悔しいです」と、涙を流したそうです。
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