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北方領土 2島返還のメリット (2島返還+α) 

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政治

歯舞群島はぼまいぐんとう 2 色丹島しこたんとう 3 国後島くなしりとう 4 択捉島えとろふとう

2019.1.14(月)22:00 投稿

 2018年11月14日の日ロ首脳会談で、安部首相とロシアのプーチン大統領は、1956年の日ソ共同宣言を基礎に、日ロ交渉を加速させる事で合意しました。

 日本はこの会談で、北方領土について4島一括返還から2島返還に、方針転換したと見られます。一見、主張を後退させたようですが………? 2島返還に変更するメリットは何か? について述べていきます。

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2島返還論のメリット(二島返還+α) ~佐藤優さんの記事から~

 2島返還論のメリットについては、外務省出身の作家である佐藤優さとうまさるさんは次のように述べています。

二島返還の内容と、メリット (その1)

 北方領土問題に関して日本には2つの選択肢せんたくししかのこされていない。

 第1の選択肢は、四島一括返還を言い続けることだ。ロシアは交渉に応じないので、島は1つも戻ってこない。さらに現在行われている北方領土への元島民もととうみんらのビザなし訪問も、将来、ロシアが打ち切る可能性がある。そうなると日本人は北方領土に渡れなくなる。四島周辺の海域かいいきでの漁業もできない。

 第2の選択肢は、安倍首相とプーチン大統領による「1956年の日ソ共同宣言を基礎に条約締結交渉を加速させる」という合意ごういもとづいて交渉し、歯舞群島ぐんとうと色丹島の二島返還(プラスαアルファ)を獲得かくとくすることだ。

 共同宣言9項には、
 「ソヴィエト社会主義共和国連邦れんぽうは、日本国の要望ようぼうにこたえかつ日本国の利益を考慮こうりょして、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後にに引き渡されるものとする。」
と定められている。

 これを素直すなおに読むと、歯舞群島と色丹島は日本に、国後島と択捉島はロシアに主権があることを確認し、日ロ間に国境線を画定かくていする事になる。国境線が画定されると、領土問題は解決した事になる。これで日ロ間の戦後処理しょりが完全に終わる。
 そして日本政府は、北方領土がロシアによって不法占拠ふほうせんきょされているという見解けんかい変更へんこうする。

 歯舞群島と色丹島は日本りょうになるから、日本人が往来おうらい居住きょじゅうし、経済活動や文化活動を行うことができる。

それから、1956年の日ソ共同宣言ができた時は、排他的はいたてき経済水域すいいき200カイリという概念がいねんはなかった。
 だから、島を渡す約束はしても、海については取り決めはなかった。排他的経済水域(EEZイーイーゼット)も返してもらう。ただし、ロシアの入業にゅうぎょうも認める事になるでしょう。
 歯舞、色丹の周辺しゅうへんの200カイリ(EEZ)と、国後、択捉のEEZを計算すると、歯舞、色丹の方がちょっと大きい(国土としては、北方四島全体の7%しかないが)。そっちの方が、漁場ぎょじょうとしていい。それが、返って来る。

※ これが、第1のメリットでしょうね。佐藤さんも言っているように、四島返還論では、このメリットはられないでしょう。

排他的経済水域 (英語でEEZ: Exclusiveイクスクルーシヴ Economicエコノミック Zoneゾーン

 沿岸国えんがんこくが、水産資源などを排他的に利用できる海域で、外国の漁船ぎょせんは許可なく操業そうぎょうできない。

 沿岸から200カイリ(約370キロ)までの海域で、沿岸から12カイリ(約22キロ)までの領海りょうかいとは区別される。沿岸国には、EEZ内の水中や海底にある鉱物資源こうぶつしげんや水産資源を優先的ゆうせんてきに開発する経済的な権利がある。国連海洋法かいようほう条約にもとづき、沿岸国の国内こくない法で設定せっていされる。



二島返還論のメリット (その2) 二島返還+α

(プラスアルファの部分については………)
 国後島や択捉島の主権はロシアにあることを日本が認めた上で、過去の経緯けいいがあるので、経済活動かつどう訪問ほうもんなどで日本人に特別の地位ちいを認める制度せいどをロシアが作る。この事について日ロ間で特別の条約をむすんでもいい。

 二島返還で国境線を引く事により、結果的に、日本人は国後、択捉に自由に行けるようになる。

 国後、択捉には、ロシアの主権下で特別な規則きそくしたがって、日本の企業きぎょうが土地をりて、そこでは自由にできる。あるいは、協定きょうていを作ってもいい。

 ロシアの企業は、たとえば、今、色丹島に漁業コンビナートを持っていますから、そこにはロシアが土地を借りて、ロシアの規則でできる。
 相互そうご乗り入れしていきましょうと。だから、自由に使えるようになる。

 歯舞、色丹のEEZは日本に返って来て、そこはロシアにも使わせるんだけど、国後の沖合おきあいにすごくいい漁場がある。そこへ日本も入って行ける。

 こういう仕組しくみになるから、二島、領土は返って来る、+α で、自由に行けますよ、経済活動できますよ、というのがいて来る、とこういう方向ほうこうですよ。

 このようにして二島返還プラスαが実現じつげんする。現時点げんじてんで、これが日本として獲得かくとkyできる最大限さいだいげんだと思う。

 北方領土問題さえ解決すれば、ロシアとは仲良なかよくできる。

 シベリアのヤマール半島に、タダみたいな値段で、ればガスが出てくる所がある。そこからLNGとか持ってくれば、日本はガス料金、電気料金がグーンと下がる。
 そういうのが、山ほどある。
 
 一旦いったん国境は引くんだけど、50年後、70年後、日本人がたくさん、国後島、択捉島に住むようになって、その時に、帰属替きぞくがえを要求ようきゅうする事はできるでしょう。

(2018.11.27の記事と、11.16のYoutubeから)

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北方領土問題の現状と歴史、北方領土論議

これらの事については、こちらを見てください。

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